Painting(ⅰ)


「 eudaimonia 」油彩 2018年 1620mm×1940mm×2
慢性的な虚無と絶望から解放されて幸せになりたい。ここを訪れたのはいつぶりなんだろう。世界のさらに奥にある自分の世界に夢中だったから、ここの記憶がぼやけているのかな。ここは夢中で自分の中の自分と語り合える場所で、一番リアリティがあって、現世とは違うりさにとっての現実世界なのかな。世界はいっぱいあって全部りさが生きている世界。世界も自分もすっごくきれいだったらいいなと思っているし、夢みる世界は美しいし、りさは幸せになるの。

「 果てる園 」油彩 2018年 1620mm×1620mm

とっても不思議なことと嫌なこと。生きてること全部。死ぬのに生きてること。美しいものにはずっとずっとそのままでいてほしいのに時間には負けてしまうこと。美しいものしか周りにあってほしくないのに自分は綺麗じゃないこと。消えてしまう瞬間までキラキラじゃないとヤダ。純度が高い綺麗な世界の狭間。

「 好きごと 」アクリル 2019年 1620×1940mm
毎日何もしたくない。本当に外に出たくないのです。でもなぜか気づいたら絵を描いている。意味がわかんない。絵描き始めると生活がそれ中心でせかせかしてしまう。最優先事項になってしまう。考えなくても全自動でいろいろなパターンが思い浮かんで絵の中の世界を作れる状態になるとやめれなくなる。そして寝る時間が短くなってしまう。りさは寝たいのに。りさはりさの絵が世界でいちばん好きだ。自分の絵も考えてることも他のみんなにとっては訳の分からないものなのは分かってる。りさはずっと一人なんだ。好きということを説明するのは無理な気がしています。絵を描くのは生活に組み込まれてるからどんな好きかわかりません。それでもずっと子供のときから絵を描いてるのはきっとモノ好きだからです。

「 限界生活日記」アクリル 2019年 1620×1940mm

「 生きてるだけで許されたい 」アクリル 2019年 1620×1940mm